【biglobeモバイル】エンタメフリーのデメリット:わたしが解約した理由

biglobeモバイルの不満 ガジェット

これまで3社の格安simを使ってきましたが、biglobeモバイルは動画と音楽を多く利用する方にはベストな選択だと確信しています。

同じくらいおすすめできる格安simサービスに楽天モバイルがありますが、第4のキャリアになるためすでに格安sim(MVNO)の受付は停止していますので、実質的に動画・音楽の利用を目的とするならbiglobeモバイル一択です。

biglobeモバイルをおすすめするのは、YouTubeやAbemeなどの動画、SpotifyやApple Musicなどの音楽をたくさん利用するひとが低価格で利用できる「エンタメフリー」というオプションがあるためです。

オプションなので基本料金に追加料金を払う必要がありますが、480円/月(音声通話simの契約時。データ専用simでは980円/月)とリーズナブルです。

エンタメフリーは契約データ容量の消費対象外なので、もし月あたり3ギガの契約でそれをすべて使い切ってしまっていてもYouTubeやSpotifyはサクサクです。わたしはこれらの利用でストレスを感じたことはありません。

が、不満がなかったわけではなく、結局は解約しMVNOとしての楽天モバイルに移行することになりました。

今回は大満足していたbiglobeモバイルを解約するに至った経緯を書いていきます。

エンタメフリーは最高

わたしはYouTube Premiumユーザーで通勤時間に動画を見るだけでなくBGMとして相当にYouTubeを利用していましたし、YouTubeを使ってないときはSpotifyやradikoを使っていたので、エンタメフリーの恩恵は相当に受けています。

なので、自分の経験からもYouTubeや音楽のヘビーユーザーにはエンタメフリーは今でも強くおすすめできます。

データの消費に気を使う

ただ、biglobeモバイルの致命的な弱点が「速度の切り替えができない」点です。

厳密には速度の切り替えができても低速(200kbps)では使い物にならないので切り替えの問題ではありません。

当月の通信量の合計が各プランの規定容量を超えた場合、当月末までの通信速度は送受信最大200kbpsになります。

参考:biglobeモバイル公式ページ

速度制限時は何もできない

200kbpsはテキストメッセージのやり取りがなんとかできるレベルで、サイトの閲覧はページの表示に時間がかかりすぎて使えません。

エンタメフリーはデータ容量3GBから契約できますが、3GBのデータ容量は「なるべくLTEを使わないよう気を使って1ヶ月いけるか」というレベルなので、気になるものはすぐ検索する方や、外でデータのやり取りを頻繁に行う方には向きません。

大容量のデータを契約すればいいんですが、エンタメフリーの魅力は「低コストで動画や音楽を無制限で楽しめる」点にあります。

大容量のデータ契約をするならエンタメフリーの魅力半減です。

データ消費が3Gでは足りない

気を使って1ヶ月3GBのデータ消費で収まるかどうか、という感じなので、気を抜くと2週間持たずに消費可能なデータ量の上限です。

1GBは数字で説明されるとけっこう使えるように思われます。

ニュースサイトの場合、1ページあたりのデータ通信量は約300KB です。

1GBですと、単純計算すると約3,490ページ閲覧が可能で、1日あたり約116.5ページになります。

ニュース記事は1記事あたりだいたい3~4ページのことが多いため、4ページあるニュースでも1日あたり約29記事閲覧可能です。

参考:WiFiれんたるどっとこむ

ですが実際は閲覧しているサイトの情報量が多かったり、バックグラウンドで起動しているアプリがデータを消費してたりで、データ消費の節約はなかなかたいへんです。

楽天モバイルの魅力に惹かれた

動画や音楽の利用はまったく不満がない一方で、データを気にせずスマホを使いたい(契約データ容量は変えず)という思いが強くなりいろいろ調べていてたどり着いたのが楽天モバイル(MVNO)です。

楽天は格安simで唯一速度制限後の速度が1Gbpsで、一般的な速度制限後の速度の5倍!

ウェブの閲覧やYouTubeなどの動画も(低画質なら)問題ないという評判でした。

それは以前から知っていたんですが、契約年数の3年縛りと、1年目は安いけど2年目から価格が上がるシステムが受け入れられず見送っていました。

でも楽天がキャリア参入に向けて本格的に動き出したあたり(5Gモニターを募集しだした頃)で契約年数の縛りなし、1年目の料金が2年目以降も据え置き、となったんで、乗り換えない理由がなくなっちゃったんです。

エンタメフリーを利用してた目的が「YouTubeやSpotifyをデータ消費を気にせず(リーズナブルな価格で)使う」だったところに、biglobeより安い料金でかつ動画も問題なく観れて、しかも(楽天の通話アプリ経由なら)10分まで無料通話もできる楽天モバイルは渡りに船そのものでした。

楽天がなければ解約もなかった

エンタメフリーのように安定して定額・低料金で動画を観られるプランはないので、楽天モバイルの上記プランがなければbiglobeを間違いなく継続して使っていました。

いま楽天モバイルは5Gを展開するキャリアになったのでMVNOは新規受付をしていません。なので現在の楽天モバイルには1,500円ほどで動画や音楽を「ふつうに」使えるプランはありません。

いつまで楽天モバイル(MVNO)が使えるか

今現在は前評判通り、速度制限後も動画もネットも実用に耐える速度で使えていますが、楽天がこの先どこまでMVNO事業に力を入れるか不明です。ふつなら新規事業である5GにMVNOユーザーを移行させたいはずです。

楽天モバイル(MVNO)が一時期から契約期間の縛りなし、解約違約金なしになったのは、キャリアとしての楽天モバイルに力を入れることで今後MVNOとしての楽天モバイルの使用環境が(悪い方へに)変わっても文句のでないようにする逃げ道を作るためだとしても不思議ではありません。

実際に、こころなしか高速モードでも通信速度は遅くなってるような気もします。もし楽天モバイル(MVNO)が使うに耐えないレベルになったとき、次のsimの選択肢はキャリアとしての楽天モバイルか再びのbiglobeモバイル+エンタメフリーになる可能性が高いです。

biglobeモバイルは解約時の対応もよかった

解約時は電話のみでの受付で、「どうせつながりにくいんだろうな」と思っていたらそんなことはまったくなく、対応も丁寧で拍子抜けでした。

上述の通りエンタメ以外のデータ容量の消費の問題で解約したbiglobeモバイルですが、いまでも印象はいいですし、楽天モバイル(MVNO)がダメだとなったらまたbiglobeモバイルに戻る可能性は高いです。

でもそのときに楽天モバイル(5G)が現在の利用料金でiPhoneに対応していたらわかりません。。。