まだ対応エリアや端末は限られるものの、キャリア各社が次世代のモバイル通信規格5Gでのサービスを始めていますね。
動画やAR, VRなど、新しい技術を使ったサービスに期待する一方、既存のたとえば動画やウェブサイトの表示スピードのアップも楽しみです。理論上では5Gは4Gの100倍のスピードらしいので、動画はテレビのように、ウェブブラウジングは紙をめくるようにサクサク使えるんじゃないでしょうか。
5G時代はとても楽しみですが、一般化するのはまだ時間がかかりそうですし、料金も高めです。東洋経済オンラインによるとキャリア各社の料金は7,000円前後とのこと(参照:東洋経済オンライン)。
5Gのスピードや新サービスは魅力ですが、価格が落ち着くまでは、まだまだ格安SIMの需要は伸びると予想します。むしろ価格差が大きくなる分、格安SIMの需要はより増えるでしょう。
格安SIMを制するのはbiglobeモバイルと予想
群雄割拠の格安SIM業界ですが、個人的にbiglobeモバイルがそこを制する(利用者数No.1となる)と思ってます。
ちなみに2019年9月時点での格安SIMのシェアトップは楽天モバイルです。
上記データではbiglobeモバイルのシェアは6位。トップの楽天モバイルの約1/4のシェアです。
なかなか差が大きいですが、以下の理由でここからbiglobeモバイルが伸びていくと考えます。
エンタメフリー・オプションが最強
わたしがbiglobeモバイルを推す理由はエンタメフリー・オプションの存在です。大きな容量は多くの格安SIMで契約できますが、動画定額で使い放題というオプションはbiglobeだけです。しかも月々480円!動画ではYouTubeやAbemaやU-Nextなども利用できます。その中でもYouTubeがbiglobeモバイルをトップにするカギです。
5G時代はさらにYouTubeが生活の一部になる
最近では芸能人や著名人のYouTubeへの参入も多く、さらにビジネス系や教育系YouTuberもすごい方々がすごい勢いで良質なコンテンツを投下しており、わたしも日々勉強させてもらってます。
5Gが一般化すればより高速な通信が可能となることでストレスなくYouTubeを利用できるため、必然的に視聴者も増えるでしょう。それに比例して収益も増えるので配信者の参入もさらに増え、コンテンツもどんどん増えて、という循環がおきます。
YouTubeを観る人が増える=YouTubeをリーズナブルに観たいという需要が増えるという構図です。
雑誌やラジオも対象
YouTubeを始めととした動画コンテンツの視聴ニーズが、biglobeモバイルを推す最大の根拠ですが、biglobeモバイルは音楽ストリーミング(Spotify、AWA、 Amazon musicなど)やオンライン雑誌購読サービス(dマガジン、楽天マガジン、楽天Koboなど)にも対応しています。
格安SIM認知向上
BUSINESS INSIDERによれば2019年9月時点での格安SIMの利用割合は全世代で約18%、30代以上では20%を超えている。(参考:BUSINESS INSIDER)
推測だが、20代までの利用率が30代以降のそれに比べて低いのはキャリアのファミリープランを利用しているせいではないでしょうか。独立したり親元を離れるタイミングでSIMに移行する人も多いはず。
また、nielsenによるアプリ別利用時間についての調査では全世代で「ビデオ・映画」がトップ、18歳〜34歳の畝代では月に10時間以上も「ビデオ・映画」に費やしている。(参考:nielsen)
*画像はnielsenより
5G時代も格安SIMは続くのか
そもそも5G時代にも格安SIMが続いていくのか、という疑問は残ります。個人的には5Gの料金が現在の格安SIM並みにならないかぎりニーズはある、むしろ増えると思います。
大手キャリアが5Gならではの通信サービスを含めた全方位的なサービス提供を武器にする一方、格安SIMは機能を抑えて価格で勝負する、という図式になるのではないでしょうか。