やる気はあるのに動けない、動きたいけどやる気が出ない、というときありますよね。
わたしはそういうときは本を読むようにしています。
やればいいのはわかっているのに動けないときは、その根拠がほしいんですよね。本にはそれが詰まってますので、モチベーションを上げるのに最適です。
今回の記事では、わたしが気分を上げたいとき、動きたいのに動けないときに読み返す良本5冊をご紹介します。
本がモチベーションを上げてくれる
論理立てて書かれている本は説得力が違います。実績のある人から言われれば聞く耳を持つように、著者に実績があったり、科学的根拠に基づく論理が書かれていれば試してみようかな、と思いますよね。
本はだいたい1,000円〜2,000円ほどで買えますし、kindle unlimited対象なら(月額の金額以外は)無料です。この金額で人生がよくなるならとんでもなくコスパがいい投資です。
今回紹介する本はいずれも人気作ですが、ただ売れているから紹介したわけではなく、共感し、わたしの生活が少なからず影響を受けた本です。
目標があっても動けない、という経験は誰しもあると思いますが、少なくともわたしは今回紹介する本を読んで動けるようになったので、ぜひみなさんも一読していただければと思います。
おすすめモチベーション本 5冊
わたしはもともとがものぐさなので、モチベーションを高める本はけっこう読みます。いずれも読後すぐは動くもののまたものぐさが顔を出してだらける、を繰り返してます。が、そんなときに読み返している、そしてまた動き出す気分にさせてくれる5冊です。
ブレイン・プログラミング
「目標を紙にかけば実現する」というにわかには信じがたい説をたくさんの事例(著者の体験)をもとに説明してくれています。
「話を聞かない男、地図が読めない女」の著者によって書かれている点が説得力を増してます。
目標は紙に書く(タイピングより手を動かすことが効果的らしい)、毎日見る、目標は段階にわける(すぐやりたい、近いうちにやりたい、いつかやりたい)、など、今すぐできることばかり。
「自分の人生なんだから自分で決めよう」「今の自分は自分の責任」「やりたいことは誰になにを言われようと(すぐ)やろう」など、力強いメッセージが並びます。
「理想をイメージすると実現する」とか「紙に書くと夢は叶う」系の本は多いですが、この本がもっとも読みやすく、説得力がありました。
著者の知名度(ベストセラー作家で著作も読んだ)に加えて、科学的な根拠が示されている点も大きい。
引き寄せの法則で有名な「ザ・シークレット」を読んだけどいまひとつ信じられない、という方にもおすすめです。
習慣を変えれば人生が変わる
理想をイメージしたり紙に書くだけで夢が叶う、という理屈から一歩踏み込んだ指南本。
今のあなたはこれまでのあなたの結果である。言い換えればこれまでの習慣があなたを作ってきたわけです。
であれば、習慣を(いい方に)変えれば人生は好転しますよね。
本書では、どんな習慣(考え方)が人生を好転させるかについて、7つのパートにわけで書かれています。
- 基礎固め
- 成功への道筋
- 人生の目的と目標
- 時間を管理
- 自尊心
- 心と身体
- 行動を起こす
いずれもかんたんなようで、意識しないとできないものばかり。逆に言えば意識さえすれば”習慣化”できるものです。
たとえば「感謝の気持を持つ」「自分の大好きなことをする」「先延ばしをやめる」など。
各章の末尾に、それぞれのメッセージに関連する歴史上の偉人たちの名言も記されていて、理屈と威厳とでやる気にさせてくれます。
ちなみに本書でも目標を書き出すこと、運動することの重要性が書かれてます。
筋トレが最強のソリューションである
「筋トレ」は見た目を変えるだけではありません。見た目の変化に加えて、精神的な安定、ポジティブ思考につながります。
落ち込んだとき、やる気のでないとき、自信が持てないとき、幸せを感じないとき etc. すべて筋トレで解決できます。
著者のテストステロン氏は自身が筋トレによって人生を好転させたことをきっかけに筋トレの啓蒙活動をしており、多くの著作とtwitterのフォロワーを持っています(twitterには名言も多数!)。
ただし本人の写真はいっさいなく、アイコンとして筋骨隆々のエリートビジネスマンのイラストを使用しています。実際に複数の会社の経営者でもあるようです。
筋トレを売り(?)にしている著名人で本人の写真がいっさいない人はこのひとくらいではないでしょうか。
「ムキムキかわからない著者の書いた筋トレ本なんて」と思った方。安心してください。この本の共著者である久保孝史氏はスポーツトレーニングのスペシャリスト。テストステロン氏の筋トレ論に久保氏が科学的な根拠を付け加える形で書かれているため、いかに筋トレが効果的か論理的に説明されてます。
体を鍛えたいと思っていなくても、いい体になりたくないという人はいませんよね。
気分が上がって体も変わる筋トレ。体がなかなか変わらない、という停滞期も精神的なメリットがあることがわかれば筋トレしたくなりますよ。
脳を鍛えるには運動しかない
頭を良くしたいけどどうしたらいいのか。勉強で知識を得るとのは違う、根本的に頭をよくする(頭を働きやすくする)方法がここにあります。
頭をよくするために神経栄養因子であるBDNFが重要です。運動はそのBDNFを生成させる手助けをしてくれます。
本書での運動とは主に「有酸素運動」を指しています。筋トレの必要性もちょっと書かれていますが有酸素運動とは別の効果(骨の強化など)のため。
ウォーキングやサイクリング、水泳など、続けられる有酸素運動を推奨していて、可能ならロッククライミングやテニスのような技能(技術向上のために考えること)を必要とする運動は尚いいとか。
学習のほか、ストレス、不安、うつ、注意欠陥障害、依存症、ホルモンの変化、加齢など、運動がどんな問題に役立ち、それぞれどんな運動をすべきかも説明されています。
人間は遺伝子的に走るべく作られているようで、(運動しなくて生活できる)現代の文化の発展に遺伝子はついてきていないようです。
遺伝子にあった生活をすることが脳を含めた健康の秘訣であることを痛感させてくれます。
ゼロ秒思考
コンサルティングファーム”マッキンゼー”で活躍した著者が「すぐ書く」「1分で書く」「毎日書く」ことの効果を書いてます。
「目標や夢の達成のために書く」ことは上で紹介した本にありますが、本書では「思考の整理」のために書くことを説いています。
アウトプット(書くこと)を伴わない思考は意外とまとまっていないもの。たしかにわかっているつもりのこともいざ文字にするとぜんぜん書けなかったりしますよね。
タイトルの「ゼロ秒思考」とは「考えずに書く」ことであり、思考を深める目的に逆行するようですが、「思いつくまま」「考え込まずに」書くことが思考の整理につながるとか。
「1分間」という時間もちょうど集中できるし1つのテーマを書ききるには丁度いい長さです。
毎日10枚〜20枚を書くように推奨されていますがこれはなかなかたいへんです。10枚は1枚1分でわずか10分ですが、毎日続けるのはほんとにたいへんです。
タイピングやフリック入力などのデジタルツールでのアウトプットではダメで、紙とペンで書くことを強くすすめています。筆者いわくデジタルツールもなるべく使わず、紙にペンで書くことがベストであるとしています。
わたしの場合、メモを続けるいちばんのネックはこの「紙とペン」でした。書くほどにかさばるし保管が面倒になってきます。なので、邪道ですが「やらないよりマシ」と割り切ってiPadとApplePencil、Paperアプリを使うようにしました。紙では挫折したわたしもこの方法で続けられてます。
考えずに書くことも脳のいい刺激になります。誰かに見せるものではないので、なんでもいいから思いつくものを書く(ただしなるべくテーマにそったもの)というのがいい。日記ではこういう書き方はしませんからね。追い込まれて脳から思考をひねり出す感覚は新鮮です。
まとめ:動けないならまず読む
目標の実現のために動かなければ始まりません。でもどうしても気分が乗らないときはあります。
わたしはそんなときは今回紹介した本のいずれかを読むようにしています。読んでもまたモチベーションは下がります。そのときはまた読む。
読まずともYouTubeでそれぞれのエッセンスは紹介されてるので、まずはそこからチェックするのもおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。