ハリウッドの有名俳優は出演作も多く、気になる俳優がいてもどの作品を観るべきか迷いませんか?
人気俳優たちは出演作も多く、名作揃いだったりするので迷わないほうが難しい。
ですが、数多の出演作の中でこれがベストだっていう作品は誰しもが思うところあるんじゃないでしょうか。
今回はわたしの好きな俳優さん12人それぞれの「わたしが特に好きな作品」を紹介します。同じ作品が好きだったり、あるいは同意してもらえないこともあるかもしれませんが、「そういう見方もあるのか」くらいに思ってください。
映画の楽しみ方はそれぞれですからね。
では早速いきます!
ジュード・ロウ:「ホリデイ」
イケメン俳優の代表格ジュード・ロウ。恋愛系もサスペンス系もこなす演技派ですが、わたしの一押しは「ホリデイ」です。
『ホリデイ』(The Holiday)は、2006年のアメリカ映画。『恋愛適齢期』のナンシー・マイヤーズ監督による、休暇中にお互いの家を交換する「ホーム・エクスチェンジ」を題材にしたロマンティック・コメディ。
出典:Wikipedia
共演はケイト・ウィンスレッド、ジャックブラック、キャメロンディアス。
ジュード・ロウは小さな娘を持つ編集者の役どころですが、ちらっと「モテ男」を思わせる演出もあったりでジュード・ロウらしさがしっかり出てます。
娘思いのパパでありつつ色気バリバリで優しいグレアム役がすごくはまっていて、こういう男・父親でありたいと思わずにはいられません。
ジェイミー・フォックス:コラテラル
キングダムの勇ましい姿やレイでのアーティスティックな演技も素敵なジェイミー・フォックスですが、トム・クルーズと共演した「コラテラル」がいいです。
『コラテラル』(原題:Collateral)は、2004年製作のアメリカ映画である。マイケル・マン監督のサスペンス映画。トム・クルーズが悪役を演じたことで話題になった。
出典:Wikipedia
残忍な悪役トム・クルーズに連れ回されるタクシー運転手役で、目の前でバンバン人を殺めていくヴィンセント(トム)に怯えながらもヴィンセントから逃れようとチャンスを伺うその表情と仕草にぐいぐい引き込まれます。
演技の幅が広い俳優さんていいですよね。
ジェイソン・ステイサム
凄腕の運び屋を演じた「トランスポーター」や、興奮状態から覚めると心臓が停止する「アドレナリン」など、とにかく強い男役が多くまたそれがかっこいいジェイソン・ステイサムですが、デビュー作の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」は静かな(かといって真面目ではない)役で存在感を出しています。
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(Lock, Stock and Two Smoking Barrels)は1998年のイギリス・アメリカのクライムアクション映画である。イギリスでは、その年の年間興行成績1位を記録した。
出典:Wikipedia
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」はコミカルなクライムアクション映画で、すごくおしゃれでおもしろい作品です。日本での知名度がいまいち高くないのが不思議です(タイトルが長すぎ?)
ムキムキの強い男じゃない彼がすごく新鮮ですよ(脱いだらムキムキだと思いますがこの映画では脱いでない)。
キアヌ・リーブス:スピード
マトリックスもいいですがやっぱりスピードですね。
爆弾魔とSWATによる、手に汗握る攻防を描いたノンストップ・アクションで、速度が50マイル毎時(約80km/h)以下になるとバスが爆発するという設定と、次から次へと起こる危機を頭脳的かつゲーム感覚で解決していく展開が繰り広げられる。
出典:Wikipedia
キアヌ・リーブスは「仕事に熱い(イケメン)SWAT隊員」役。
何度観ても飽きないのは、スピードを落としたら爆発するバスを止める、っていうシンプルなストーリーと、共演のサンドラ・ブロックとの相性でしょうか。
予断ですがスピードでキアヌを本部からサポートするハリー役の「ジェフ・ダニエルズ」はマット・デイモン主演の宇宙映画「オデッセイ」では宇宙に残されたマット・デイモンを地球からサポートするNASAの艦長役をやってます。
好きなのは「スピード」のキアヌの作品でいちばんふつうの人間ぽいからですかね。
モーガン・フリーマン:ショーシャンクの空に
どの出演作もどちらかと言えば寡黙な役が多い俳優さんですが、「雰囲気」で別人になれる名優ですよね。
『ショーシャンクの空に』(ショーシャンクのそらに、原題:The Shawshank Redemption)は、1994年に公開されたアメリカ映画。刑務所内の人間関係を通して、冤罪によって投獄された有能な銀行員が、腐敗した刑務所の中でも希望を捨てず生き抜いていくヒューマン・ドラマ
出典:Wikipedia
ショーシャンクでは刑務所内の「調達屋」として主人公の親友になる役柄です。
刑務所からなんでも調達できちゃう有能さと、主人公アンディ(ティム・ロビンス)の人柄と才能を認め積極的にサポートする友人思いのキャラで、本作でも多くを語らず存在感ビンビンです。
ティム・ロビンス:ナッシング・トゥ・ルーズ
「ショーシャンクの空に」は言わずもがな。同じくらいこの「ナッシング・トゥ・ルーズ」もハマってます。本作の相方のマーティン・ローレンスとの相性もバッチリ。
ロサンゼルスの大手広告会社に勤務するエリート会社員のニックは、ある日家に帰ると愛する妻が浮気している現場を目撃してしまう。しかもその相手は、会社の上司だということを知り、深く絶望するのだった。行く場もないまま車を走らせるニック。すると突然、そんな彼の前に銃を持った強盗ポール(T)が現れる。ポールは財布を差し出すよう要求するが、自暴自棄になったニックは突如車を暴走させ、財布を投げ捨て、アリゾナへと向かうのだった。
出典:Wikipedia
ティム・ロビンスの役柄は「大手広告代理店勤務で妻が上司と浮気する現場を目撃してしまう男」ニック。
自暴自棄になっているときに遭遇した強盗ポール(マーティン・ローレンス)とひと仕事(金庫強盗)するっていうストーリーです。
「エリート」から転落する様はショーシャンク〜に通じますがこういう役はぴったりですね。どこかエリート然としつつ抜けた感じがある(出してる)せいでしょうか。
ハリソン・フォード:逃亡者
インディ・ジョーンズよりも、今そこにある危機、よりも、エアフォース・ワンよりも「逃亡者」です。
『逃亡者』(とうぼうしゃ、原題: The Fugitive)は1993年公開のアメリカ映画。妻殺しの罪を着せられた医師が警察に追われながらも真犯人を見つけ出すというサスペンス映画。
出典:Wikipedia
妻殺しの犯人に遭遇したにもかかわらず、妻殺しの容疑をかけられてしまう医師役です。
頼りにならない警察に代わり自ら犯人を見つけ追い詰めるストーリーはシンプルで引き込まれます。
作中で医師のふりをして病院に侵入した際、期せずしてタンカで運ばれた少年をレントゲン写真から診察するシーンがありますが、ここが特に好きです。ここがあるから「逃亡者」を選んだと言っても過言ではありません。
身分を偽って侵入している状況にも関わらず診察しちゃう医師としてのプライド・有能さと子どもに対する優しさが出てて最高のシーンです。
ブルース・ウィリス:シックスセンス
ダイ・ハードシリーズも大好きですが、アクション俳優が動きを抑えた(表情の)演技をしている映画が個人的に好きなので。
本作では小児精神科医役です。
死者が見える少年と彼をサポートする小児精神科医の体験する「未知の世界」と2人の交流、そして少年が自分の持っている第六感とどう向き合って生きていくかを描く。
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当時はその結末がけっこう話題になりましたね。監督のM・ナイト・シャマランシャマラン氏は一気に名監督の仲間入り。ブルース・ウィリスはシャマラン監督の次作「アンブレイカブル」にも出演してます。
アクション俳優が顔で感情を表現する演技はたまらないですね。
ジャック・ブラック:スクール・オブ・ロック
これにせざるを得ません。もう彼以外にはこの役は成り立ちませんね。
と思ったらこの脚本はジャック・ブラックの友人マイク・ホワイト(作中でも友人ネッド役)がジャック・ブラックのために書いた脚本だとか。
『スクール・オブ・ロック』(School of Rock)は、2003年のアメリカ映画。リチャード・リンクレイター監督のミュージカルコメディ映画。
出典:Wikipedia
音楽(ロック)への情熱は人一倍な一方で、友人のフリをして友人の職場で働いちゃうしたたかさが観ていて気持ちいいキャラを演じてます。
上述のホリデイでは優しくも静かな役を演じていて、そのギャップが楽しい。
ケビン・ベーコン:スリーパーズ
影のある役柄が多いケビン・ベーコンですが、本作も影ありまくりです。
あるいたずらが原因で過失傷害を問われ、少年院に送られたロレンツォ(シェイクス)、マイケル、トミー、ジョンの4人の少年を待っていたのは、看守たちからの性的虐待だった。圧倒的な暴力を前になすすべもなく、少年たちは心に深い傷を負う。
出典:Wikipedia
性的虐待を繰り返す少年院の看守役。優しさを微塵も感じさせない卑劣さを静かに演じてます。嫌な奴なのに引き込まれるのは隠しきれない色気のせいですね。
本作はロバート・デ・ニーロ、ダスティン・ホフマン、ブラッド・ピット、ジェイソン・パトリックと豪華キャストながら派手さはまったくありません。テーマも非常に重いですが飽きずに何度も観てる映画です。
ブラッド・ピット:マネーボール
ケビン・ベーコンと共演の「スリーパーズ」での弁護士役もいいんですが、本作のベースボール界に革命を起こすスカウト役も似合ってます。
『マネー・ボール』(原題: Moneyball: The Art of Winning An Unfair Game)は、マイケル・ルイスによるアメリカ合衆国のノンフィクション書籍。日本語版単行本の副題は「奇跡のチームをつくった男」。
出典:Wikipedia
本作は実話を元にしており、弱小チームが低コストで強豪チームとなっていく様子は野球好きでなくても楽しめます。
ブラッド・ピットは、それまでの常識を覆す理論を推しすすめるスカウト役で、古株のスカウトや監督との対立に葛藤する姿を少ないセリフで黙々と演じてます。寡黙ながら目が離せないのはそのルックスだけのせいではないはず。
アル・パチーノ:セント・オブ・ウーマン
盲目の元軍人フランク役(軍人としては有能ながらガンコでわがまま。)。
人生に悲観し、ふて腐れた孤独な盲目の退役軍人が、自身もトラブルを抱え人生の選択に迫られている心優しい青年との数日間の交流を通じて、自分の人生を見つめ直し、新たな希望を見出すまでを描いたヒューマンドラマ。
出典:Wikipedia
フランクの世話をすることになった青年との交流を通じて信頼関係を築いていき、終盤に起こる青年のトラブルを解決するシーンは映画史に残る名演技だと思います。
アル・パチーノは盲目の人を演じてますが、目を開けていながらも盲目な人に見えるんですよね。この映画以外でこういう演技をする人は観たことがないのでその点でまず衝撃的で、かつ上述のシーンで釘付けになります。
まとめ
ほかの作品と違うキャラ(アクション俳優が静的な役とか)だったり、他の俳優に代役は無理だろうなと思うような癖のある演技をしてる作品が多いですね。
好きな俳優が出てる作品は内容は二の次で楽しめるんでコスパがいい(失敗が少ないので)です。
最近は動画配信(VOD)サービスも増えて映画好きにはいい時代です。