SNS嫌いのわたしがPinterestを好きな理由

FacebookやInstagram、Twitterなど、いずれもアカウントは持ってるもののあまり使わっていません。

かつてTumblrに少しはまった時期がありましたが半年ほどでアクセスしなくなってしまいました。

これまでSNSは続かなかったわたしですが、Pinterestは毎日アクセスする日が続いています。

「PinterestはそもそもSNSではない」という考えもありますが、この記事では「好きなコンテンツを誰にでも見られるプラットフォームに投稿する」という点で、広義のSNSであるという前提で書いていきます。

今回の記事では、なぜわたしがPinterestに飽きないのか、他のSNSとの違いを考えながら紹介していきます。

Pinterestとは

上述の通りPinterestには他者に閲覧可能な投稿機能があるものの、実態はSNSより「画像検索エンジン」という方が適切で、その意味では「Googleの画像検索」が機能的にはもっとも近いと思います。

Pinterestの一般的な使い方として、「白スニーカー コーディネート」とか「クリスマス デコレーション」といったワードでの検索があります。

で、気に入った画像があれば自分のアカウントに保存(Pinterestでは「Pin」すると表現します)します。保存したPinは「ファッション」や「デコレーション」といった任意の「ボード」(カテゴリーのようなもの)に保存されますが、このボードの公開・非公開は自由に設定できます。

もともとがウェブ上にある画像なのでとくに非公開にする必要はないですが、友人に共有しているアカウントで「誕生日プレゼント」などの参考画像をPinしている場合などは非公開にしたりするのかもしれません。

同様サービスとの違い

画像を見つけてくれる意味で似ている「Google 画像検索」との違いは、Pinterestの方が

  • ボード(いわゆるフォルダ)での管理が楽
  • 探したい(参考になる)画像が圧倒的に多い
  • ある画像を選択した際の関連画像(レコメンド)の質が高い

といった点が挙げられます。

Instagramとの違い

投稿された画像を楽しむ点ではInstagramも同じですが、Instagramは「探す」というより好きな人が挙げた画像を「知る」ツールですよね。

タグを使ってなんとなく目的にあった画像を探すことはできますが、タグは気分でつけられることも多いし、意図した通りにタグが利用できるとは限りません。

どちらがいいというよりも目的が違う、ということですね。

Tumblrとの違い

「ウェブ上で面白いと思ったコンテンツを共有する」点でTumblrとPinterestは似ています。Pinterestにもっとも近いサービスじゃないでしょうか。

Pinterstが画像(と動画)に特化したサービス(テキストが画像になっている場合も多々あります)であるのに対して、Tumblrは画像、テキスト、動画に加えてオリジナルのコンテンツの投稿も可能です。

また、Tumblrは投稿に「スキ」することで後から見返すことができますが、あまり使い勝手がよくなく、基本的にその場で消費するメディア(サービス)であると思ってます。

Tumblrとの比較についてもPinterestとどちらがいいというわけではなく、「偶然の出会い」やユニークなテキスト情報はTumblrで探すほうが便利だったりします。

ビジネスモデル

Pinterestの収益は広告です。画面に表示される(他のユーザーがPinしたりPinterestがレコメンドしている)画像の中に広告を混ぜる、という形です。*日本は2020年11月4日時点で未対応

あとはショップ機能というのもあって、カタログ的に商品画像と価格をPinterest上に表示し、そのまま購入できる機能もあります。

基本的に収益の中心は広告ですのでユーザーがいかに広告に興味を持ってくれるか、そしてクリックしてくれるか、が継続的な収益やユーザーのり弁性にもつながっていきます。

広告が邪魔にならない

SNSの多くが広告を収益の柱にしていて、ユーザーが投稿した画像に混ぜる形だったりユーザースペースとは別に広告スペースを設けたりするのが普通です。

Pinterestは前者ですが、他のSNSに比べて圧倒的に自然です。

一般的に広告とオリジナルコンテンツと違いがわからないのはユーザーにとって不利益になりがちですが、Pinterestは違います。

それはユーザーがPinterestを使う理由が「自分のためのよいアイテムを探している」からであり、「検索結果がすべて画像である」ことにあります。

ユーザーに利益があれば広告は邪魔にならない

たとえば白いスニーカーの合わせ方を知るために「白いスニーカー コーディネート」と検索し、その結果の一部に「白いスニーカー」の広告画像があって不快に思うでしょうか?

とんでもなくダサいスニーカーの広告でなければ、ひとつの参考として(クリックするかは別として)見るので邪魔にはなりませんよね。

どうように「クリスマス デコレーション」で検索した結果に素敵なオーナメントの広告があっても同様です。むしろよいアイテムであれば歓迎でしょう。

ユーザーは「計画段階」でPinterstを使っている

Pinterestの使用用途の多くが「これからのため」です。たとえばこらから部屋の模様替えをする、とか冬のコーディネートの参考にする、とか。

これからの行動の参考にPinterestを使用するため、そこでよいアイテムがあればユーザーの投稿、Pinterstのおすすめ、広告を問わず参考になればOKだし、気に入ったアイテムが購入サイトにリンクされていれば購入する機会も増えますよね。

“It is very expensive to be at the top of the marketing funnel but at the bottom of the funnel the decision has already been made and it is too late. Pinterest comes in when people are actively still planning,” she explained, adding that 75% of content on Pinterest comes from brands meaning that people are expecting to engage with branded content.

参照:marketingweek.com

まとめ

Pinterestを使い続ける理由は「(これからのことを)調べるツール」として便利でかつ、「(見返すための)保存機能が優れている」点にあります。

わたしは誰がどうした、とかあまり興味はなく(でも他人がいいと思うものは気になる)、自分に必要な情報を管理しやすいことを重視しています。

その点でPinterestはわたしに合ってますし、Pintrestもそういう点を重視したサービスであると思います。

目的をもっての利用はもちろん、ただ眺めているだけでもかなり気分がよくなるサービスなので、まだ使っていない方はぜひ試してみてください。